『家庭への結実が復帰摂理の最終目標』2018年11月11日(日) 礼拝説教

説教者:林 秀隆教会長

題 名:家庭への結実が復帰摂理の最終目標

み言訓読:●家庭が定着しなければなりません。 今まで宗教は、個人圏を目標にしたのであって、家庭圏を目標にする宗教はありません。 全部出家です。家庭を捨てていきました。 時代が違います。どんな宗教でも個人の救いをしたのであって、家庭救援、氏族救援、国家救援という言葉はありません。 私たち統一教会は、家庭を中心とした国家救援、世界救援を唱えているのです。(成約人の道)

 ●神が6000年の間、復帰摂理をされたのは、何を探し出すためだったのでしょうか?一つの国を探し出す前に、あるいは、民族と教会を探し出す前に、何を探し出さなければならないでしょうか?家庭です。つまり、自分の相対を探し出し、家庭を探しだすことでした。 一つの国が形成される為には、家庭がなくてはならないのです。(復帰摂理の最終目標・祝福と理想天国より) ●神様の本然の創造理想は、自分と共に家族と共に氏族と共に発展するようになったということを、ハッキリわかった我々は、世界的活動をしながらも、その世界的な全体の目的の内容をその家族の中に結実させなければならない。・・・家庭完成に全力を進めてもらいたい。(16万日本女性修閉講式1994年11月19日)

●「私たちが死ぬ前に、必ず子孫に残しておかなければならないものが、二つあります。 一つは伝統であり、もう一つは教育です。 伝統のない民族は滅んでしまいます。 伝統とは、民族を結ぶ魂であり、魂の抜けた民族は生き残ることができません。 もう一つ重要なものが教育です。子孫に教育をしなければ、その民族は滅びます。」 (自叙伝P164) ●愛がなされる瞬間から、皆さんは、二人ではなくて一人なのです。夫婦になると独自的な行動ができず、連帯責任を持たなければなりません。(礼節と儀式・P239) ●いくら夫婦が幸福を願っても、一つになれないときは、その家庭は幸福にはなれません。 また、その家庭が幸福であることを願っても、私個人が幸福でなければ、その家庭の幸福も不可能だということです。  昔の言葉で「家和万事成」という言葉があるではないですか。それは、最も重要なことは、家の夫婦が一つになって平和の家庭を築くことであり、これがすべての解決の起点になるということを言っているのです。 (至誠感天・家和万事成) 

    天一国が完成したときに、そこに私自身の家庭がなければなりません。家庭連合時代を迎え、私の家庭が一緒に成長して変わることができているのか、皆さんともう一度、見直してみたいと思います。     

    最初に、ある実話をご紹介したいと思います。今から一三九年も前に米国であった出来事です。チャールズ・ブロンディンというある綱渡りの達人が いました。彼は、ナイアガラの滝の上で高さ50メートル、長さ三三五メート ルもある綱渡りを決行した人です。彼は集まった五千人もの観衆に「私が無事、渡って帰ってくると信じる人は何人いますか?」と問いかけました。すると観衆は、拍手で彼を信じていると応えました。案の定、彼は見事に成功 します。また彼は観衆に「では、私が一輪車を押して渡って帰ってこれると信じる人は何人いますか?」と問いかけました。観衆はまたもや拍手で応え、彼は成功します。挑戦はこれだけで終わりません。彼はまた観衆に「私が誰かを背負って渡って帰ってこれると信じる人は何人いますか?」と問いかけたのです。観衆は拍手で信じていることを示しました。すると、ブロンディンは続けて「では、あなた方のうち、誰が私の肩に乗りますか?」と観衆に尋ねたのです。誰もが息を飲んで押し黙りました。先程まで、彼を信じるといって拍手をしていた五千人でしたが、誰一人として名乗りを上げませんでした。

  じつに興味深い内容です。観客は観客であって人の批評や応援はいくらでもできるのです。し かし、いざ自分に振りかかってくれば信じることができずに辞退するというのです。信仰の道で も同じことがいえます。先頭をきって歩まれるお母様を思慕し敬愛しながらも、いざ神氏族メシ ヤとなると誰かがやってくれるだろうと人ごとになりやすいわけです。

  さて、ブロンディンはこのあとどうなったと思いますか?観衆の長い沈黙が続いた後に、なん とたった一人、名乗り出た人物がいたのです。それは彼の親友でした。ブロンディンが親友を背 負って、見事に綱渡りを成功させたことは言うまでもありません。彼は人間を担いて滝を綱渡り した世界で最初の人となり、彼の親友もまた、担がれて滝を綱渡りした世界で初めての人となっ たのです。

  この実話から私たちは、いろいろな教訓を得ることができます。本当の『信ずる心』には行動 が伴うものです。そして成功者の陰には必ず支援者がいるものです。一人で成し遂げるのではあ りません。持つべきものは親友です。大勝負のときには、名乗り出て公的にすることが大事であ り、そのときは自分を信じてくれる親友を複数呼んでおくべきです。イエス様には親友がいませ んでした。自分を信じてくれる親友がいなかったために十字架にかからざるを得ませんでした。

  皆さんは親友を持っていますか?み旨も一人で行くのではなく、家庭の中にも親友を得て、家 族で共感し合いながら歩む時代がきています。家族関係を取り戻さなければ国家を救援すること ができません。これまでの宗教はみな個人の救いを目標に出家を強調してきました。しかし今は 真の父母の勝利圏によって、家庭を中心とした国家救援、世界救援を唱えることができるのです。 み旨を歩む恩恵が家庭に結ばれなければなりません。伝統も教育も家庭で定着します。神様の願 われた創造理想が、家族の中に結実されるときだからです。

  先月までに56家庭を訪問させていただきました。皆さんの家庭と教会を繋いで天運を連結す るのです。神様と真の父母様が私を使って皆さんの家庭を訪ねておられ、親身に関心を注いで下 さっているのです。そのような心情で皆さんの家庭を訪ねています。『家和万事成』(家、和し て万事なる)という諺があるように、家の中で夫婦が一つになることですべてが解決されるよう になります。夫婦は一心同体です。すべての家庭が神様を迎えて一緒に暮しながら、創造理想を 完成させていきましょう 

世界平和統一家庭連合 和歌山北家庭教会

天の父母様の真の愛を相続しよう! 再臨のメシヤ、真の父母様と一つになろう!

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