『全ての罪は地上で清算しなければならない』2018年9月30日 礼拝説教

説教者:林 秀隆教会長

み言訓読:第七篇 地上生活と霊界

すべての罪は地上で清算しなければならない(天一国経典P764~)

『霊界に行けば100パーセント表れるのです。悪いものが先に表れます。悪いものを先に清算してこそ、霊界に入っていくのです。

 そうでなければ霊界に入っていくことができません。目をつぶったとしても、悪いものが表れて処断を願うようになります。

 ですから、それがなくなる時まで教育を受けなければならないというのです。修練を受けなければならず、猛訓練を受けなければなりません。

自分の体が完全に勝利したということは、サタンまでも完全にその根を抜いて征服したということです。天国には、サタンを征服してこそ行くことができます。サタンに勝つことは、肉身を脱いではできません。

肉身が地で事故を起こしたので、直すのも肉身をもって、地上で直さなければなりません。地上ですべきことをすべてできなければ、永遠に地獄に行きます。ですから、地上で勝利して天の側の善の立場に立つようになれば、永遠に天国に行くのです。

人類の先祖が真の父母になれなかったことによって、ゆがんだ罪悪の結果、真の民族と真の国家と真の世界を形成することができず、贖罪の役事(働き)が地上で起こるようになれば、統一は自動的に成し遂げられます。それにより神様と人類の前にゆがんだ罪状が残っています。このような罪状に対して、誰が責任を負うのかという問題が残っているのです。霊界に行った人々は、地上で犯した罪を霊界では解決できません。

地上で、その誰かがこの責任を担ってくれなければ、霊界に行った人々が解放されません。地上に生きている万民が天国に行くためには、その犯した罪を清算しなければならないのです。それでは、地上人が歴史を代表してゆがめた罪を、誰が清算しなければならないのでしょうか。その誰かが、ある宗教が、ある団体がすべきこのような使命を、今日この地上の宗教と民は知らず、唯一それを知っているところは統一教会しかないので、知っている者が責任を負わなければならないというのです。』




 今日、特に皆さんにお話したい事は、努力を実らせる「自分を信じる心」についてです。

皆さんは、自分を信じられますか?皆さん自身が自分を信じてあげてほしいのです。

皆さんがみ旨の道を行くのは、苦労はあるとしても幸せになるためです。ですから自分に対して「幸福感のある私」だと自己イメージを持っている人は、信頼感があるのです。

ところが自分に対して「不幸な私」だと自己イメージを持っている人は不信感があります。自分は不幸だ不幸だと言っているうちに自分の事も信じられなくなってしまい、やがては神様や父母様まで信じられなくなってしまうこともあるわけです。

 自己不信の人は、他と比較しては羨んだり、自分のも他人のも欠点を見つけるのが得意です。ますます不信感情を募らせ、自分は駄目だと言っては本当に駄目になってしまうのです。

ですから、自分が自分を信じてあげること、良い意味で自己を肯定すること、自尊感情をもつことが大切です。自分はできると肯定してあげることで、本当にできる道が開かれていくようになります。自分の言葉が自分を創っているのです。

まずは神様から与えられたかけがえのない自分を好きになりましょう。自分に自信を持つことで、人生に対する肯定力が高まります。人生には人災や天災、様々な試練がありますが、どんなことが来ても揺るがなくなります。そして、自分を肯定できる人は相手も肯定できます。人を否定したり悪口を言う人は、じつは自分自身を否定しているのです。

先日、紀南の方々のご家庭十一件を訪問いたしました。皆さんそれぞれに置かれた環境は違います。それは比較するものではなく、どんな環境も感謝して前向きにとらえることが大事なのです。そうすることで平常心が定着します。

皆さん一人一人に親があり祖父母がありご先祖があります。今日は9月命日孝情奉献礼式ということで、この場に195名のご先祖様をお迎えしています。ご先祖の中には、皆さんに善なる影響を与える方と、悪なる影響を与える方がいます。これら全ての方々を解怨して祝福して下さろうという所が清平です。そして、天国はサタンに勝って克服してこそ行くことができる場所だというのです。

いま絶対善霊の皆さんもこの場に来られていますが、彼らはサタンに勝って絶対善霊になれたのではないのです。地上の皆さんの精誠ゆえに祝福を受けて絶対善霊になりました。彼らは、地上で事故を起こしたので、直すのも地上で直さなければなりません。サタンに勝つことは、肉身を脱いではできないというのです。

だからこそ、ご先祖は肉身が必要だというのです。地上にいる私の身体を使って一緒に協力して神様のみ旨を歩もうとするのです。もし、私達がこのことを悟らずに何もしなければ、彼らは罪を清算することができず、サタンに勝って天国に入る道がないというのです。

この時間、私たちはこの場にお迎えした195名のご先祖の方々と共にみ言を受け、霊界と地上生活の密接な関係を学び合うことができました。さらに奉献書を通じて、清平へとつながる恩恵も分かち合うことができました。

ご先祖にとってみれば、自分の名が読み上げられ、子孫の温かな返事に迎え入れられて、共にみ言を学び清平の恩恵にあずかることが、どれほど希望でこの上なく嬉しい時間なのではないでしょうか。ですから子孫が見あたらなくてご先祖が寂しい思いをすることがないよう、誰もが精誠をこめて参加するようにしましょう。

私たちは、過去を変えることはできません。しかし、地上に生きる私たちが真の愛で試練を乗り越え、記憶の情を転換するならば、過去は変わることができるのです。


  

世界平和統一家庭連合 和歌山北家庭教会

天の父母様の真の愛を相続しよう! 再臨のメシヤ、真の父母様と一つになろう!

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