説教者:林 秀隆教会長
題 目:家庭に実る愛天愛人愛国の生活
御言訓読:
●「み言が先でしょうか,実体が先でしょうか。今日の宗教では、実体に関する事には確信を持つことが出来ず,教えを重要視するので、実体と教えが一体となるのは,本当に難しいことです。統一教会ではみ言が先ではありません。 実体があって、その実体が行った事実をみ言で証しするので、内外が一致し得る内容を知ることが出来るというのです。今まで宗教界や学問世界において真理を探究するに当たって,問題となっていた焦点を解決するために、実体み言宣布大会が始まったのです。」
●今まで私たちは、いい加減に生きてきて、言葉もいい加減に話してきました。しかしこれからは、私たちの家庭でも規律を立てなければなりません。これからは、
すべてが一新されなければならないのです。
天は何を待ち焦がれているのでしょうか。信仰者を待ち焦がれているのではなく、生活の中で実践する者を待ち焦がれているのです。祝福家庭は、天に侍る生活で手本にならなければならず、献金、敬拝式、伝道などを生活化しなければなりません。
皆さんが生活するにおいて、どれほど模範的な生活をし、対人関係においてどれほど模範的な関係を結んでいるかということが、子女の教育に大きな影響を与えます。
ですから、公的な生活をしなければなりません。
●私たちが日常生活で対していることは、おおよそどのように区分されるのでしょうか。 一番目は物に対すること、二番目は人に対すること、三番目は言葉に対することです。ですから、物に対する関係において天法に引っ掛かってはいけません。対人関係においても、言葉においても引っ掛かってはいけません。その話したことに対して引っ掛からないようにするためには、必ず行動しなければなりません。
●言葉は行動の動機になるので、話した事に対して引っ掛からないようにしなければなりません。
霊界は、み言を中心として生活する所です。
毎日生活する全てのことがみ言によって動く所が
霊界なので、地上でそのような訓練をしなければなりません。み言が嫌いな人は、ご飯を食べてはいけないというのです。この世のご飯よりもっとおいしく食べなければならないのが霊的な糧です。
霊的に永遠な糧であるので、永遠に続く味を味わえるよう、私たちの制限された地上における生活から訓練されなければなりません。
(天一国経典『天聖經』天地人真の父母定着 「実体み言」 宣布天宙大会より)
説教:
二千年の歴史があるキリスト教や、それ以上の歴史をもつユダヤ教、また諸宗教は今日まで教理を重要視してきましたが、その教えを実体化することが困難でした。愛を説いていながらも現実の世界は、争いや奪い合い、矛盾が絶えなかったのです。教えは素晴らしいが実体はどうなのかが問われてきました。ですから真のお父様は、御自身の経験や体験を通して原理のみ言を解明していかれました。御自身が体験して自らが勝ち取った内容でなければ、けっしてみ言として語られませんでした。お父様という実体があってみ言が生まれたのです。神の理想は観念やきれい事ではなく、生きた実体(証拠)であるというのです。このことを私たちも、自分の家庭で証すことが願われているのが今の天一国時代です。
天が期待する生活とはどのような生活でしょうか?天は信仰者を待ち焦がれているのではなく、生活の中で実践する者を待ち焦がれています。祝福家庭は、日常生活の中で天に侍る生活のお手本となるべきです。常に公的意識で生活をしながら「物」に対して「人」に対して「言葉」に対して、天法に引っかからないよう気をつけなければなりません。引っかからないためには自分が話した言葉には責任をもって必ず行動することです。
また私たちは今、空気を呼吸しご飯を食べて地上生活をしていますが、霊界は自分の霊人体(魂)で真の愛を呼吸し、み言を糧として生活するところです。ですから、ご飯以上にみ言を尊く思いながら、み言の実体となれるよう地上で訓練しておかなければならないというのです。これが原理の生活化であり、愛天愛人愛国生活です。家庭こそ神様の愛が実る場所だというのです。生活改善運動をしながら、私の家庭を地域に向かってオープンにしていかなければなりません。
愛天生活とは何でしょうか?私自身が訓読や祈祷を通じて神様との縦的な関係を深める生活です。家庭での訓読会の場には、霊界のご先祖も絶対善霊も一緒に参加され、家庭の霊的な問題を解決する基点となります。訓読会は、すべての家庭が神様の祝福を受けることができる最小基準の場といえます。
次に愛人生活とは、縦的な神様の愛を横的に展開する生活をいいます。具体的には、神様の視点で人を見つめ神様の愛(父母の愛情)で人を愛するということです。イエス様は「汝の隣人を愛せよ」と語られました。家庭を持つことが叶わなかったイエス様にとっては隣人と表現するしかなかったのです。家庭においてご先祖を愛し、家族が互いに愛を授け受けしながら、子女の愛・兄弟姉妹の愛・夫婦の愛・父母の愛これら四大愛を完成させていくのです。この延長に氏族があり地域があります。家庭教会は神様が役事できる善の基台です。
さらに愛国生活とは、国を愛し、地を愛し、万物を神の愛で主管することです。万物や環境は自分のために使うのではなく、人を幸せにするために為に生きる心で使うのです。真の愛が実る環境を創造することが大事です。これができて初めて天国がやってきます。まず、万物に感謝する生活をしましょう。万物の背後にある神様の愛と心情を感じながら正しく主管するのです。また掃除や整理整頓をして万物を本然の位置に戻し、神様が共に暮らすことのできる家庭環境をつくることです。そして日々、生かされていることに感謝しながら、自分のもとに集まってきた万物の十分の一を天に捧げる生活をしましょう。
愛天愛人愛国生活を通じてわが家に天運を呼び込むのです。一人一人が神様も父母様も兄弟姉妹も訪ねたくなるような家庭を築いていきましょう。
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