説教者:林 秀隆教会長
題目:家系図の中に我が家の歴史がある
み言訓読:先祖の協助と子孫の責任 (天一国天聖経P803~)
先生と皆さんの関係がどれほど恐ろしいものかという事実を知らなければなりません。 一歩踏み誤れば、一家一族、親族をすべて駄目にし、一歩正しく歩めば、霊界の先祖から現在の氏族、後代まで生きるのです。皆さんがどうするかによって生死の問題が左右される、途方もない位置に立っているのです。
皆さんが先祖です。そのように霊界解放のために生き、父母様の指示によって一体一念で侍ってあげることによって、地上世界に下りてきて協助することができます。解放的恩賜を伝授してあげた先祖たちなので、常に皆さんを中心として助けるというのです。ですから、サタンの悪運が、悪い不幸の運勢が侵犯できず、天運が保護できる環境になります。 「私たちは、真の父母によって新しい血統の代を継ぐことのできる先祖になることによって、解放圏が広がる祝福を受けた氏族になりました!この氏族は永遠不変の神様の眷属であり、血族になります!」、このようになれば、サタンと完全に決別です。
先祖を解放しなければなりません。 先祖を解放しようとすれば、自分の一族よりも霊界の先祖を愛し、投入しなければなりません。そのようにしなければ、天上世界の地獄に行った先祖が地上に訪ねてくることができません。それで、その家庭たちを呼んで、皆さんが中心に立って助けてあげることができてこそ、一つになります。 より投入する者は、中心存在になるのです。 きのうよりきょうが優れていなければなりません。優れているとは何でしょうか。自分の先祖たちを祝福することです。この地上で、縦的な先祖、霊界の先祖と横的な一族を祝福するのです。一族を中心として、子孫たちを祝福し、カイン的先祖を救ってあげなければなりません。塞がってしまえば誰も救ってくれません。それをはっきりと知りながらもできなければ、誰が責任を負ってくれますか。誰も責任を負いません。自分の一族は、自分がしなければならないのです。
〇説教
今日は、この場に一一八名のご先祖の方々をお迎えしています。『家系図の 中に我が家の歴史がある』というテーマで、共に学んでいただけたらと思います。皆さんから両親の家系十代をさかのぼれば、なんと一〇二四人ものご先祖が存在します。家系の中にはいろんな歴史が隠されています。そこには、私のご先祖が成功した内容もあれば、失敗した内容もあるわけです。ご先祖を知ることは自分を知ることです。ご先祖を通して私たちは、自分をより立体的に知ることができ、未来の教訓とすることができるのです。
では家系図で何がわかるのでしょうか?まず、ご先祖や両親から受け継いだ 体質(病気)、気質、趣味や好み、資産などがわかります。目に見えるため比較的に自覚しやす い内容です。さらにご先祖や両親から受け継いだ徳分や悪因縁もわかります。これらは目に見えないものであり、人間関係の中で現われてくる内容です。徳の無い方は、なかなか人を信じられずに人との関係性で苦労が絶えません。逆に徳のある方は、ご先祖が人を愛し尽くして徳積みをしているため、人を善く信じ人からも良く信頼されて恵まれます。ゆえにみ旨の道に来られた皆さんは、間違いなくご先祖たちの徳の結実であるといえるのです。
神仏を大切にし供養を熱心にしてこられたご先祖や、人知れず陰徳積善をしてこられたご先祖、 親孝行をしたご先祖が多い家系は、徳分が積まれているため発展するようになっています。反対 に、神仏や先祖供養をおろそかにし、自己中心な生き方で罪(色情、殺傷、盗み、詐欺)を犯し たり、人に恨まれているご先祖が多い家系は、悪因縁が影響して子孫に不幸が絶えず、絶家に向 かいます。7代先祖の影響を受けている私であり、ご先祖の徳が運勢を左右しています。身のま わりに起こる問題の8割はご先祖からの影響であることを知らなければなりません。
ですから家系を通じて、私たちはご先祖から人生の教訓を学ぶことができます。功労を遺して くれたご先祖に対しては、感謝の心とさらなる積善の努力が大切です。また過ちを犯したご先祖 に対しては、二度と繰り返してはならないという教訓にする心で、悪い習慣性を断ち切り、苦労 を甘受して蕩減(とうげん)穴埋めする努力が大事です。そして、神様を中心に家系を整理する ことが重要です。このことができるのが清平なのです。
いまやご父母様の勝利圏によって清平役事の霊分立がなされ、解怨祝福を通じて先祖四三〇代 が整理される大変な恩恵の時代を迎えています。真の父母様によって祝福を受けた皆さんが、家 系の第一先祖として霊界解放の為に投入し、その恩賜を伝授されたご先祖たちと共に、地上で真 の父母によく侍って生きるならば、サタンと完全に決別された神氏族として、天運が保護できる 環境になるというのです。
真のお母様は今、人類七五億に責任を持たれ、六千年の蕩減歴史をすべて御自身の代で終わらせようと決意されておられます。では私の家系は誰が責任を負うのでしょうか。自分の一族は、
自分がしなければなりません。人類歴史を背負ってくださるお母様の重荷が少しでも軽くなるよう、ご先祖と一緒に孝情をささげていきましょう。
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